熊本県の南関にあるトンネルに深夜、行った時の話です。

１８才になって免許＆車買ったばかりの俺は先輩たち数人と２台でそのトンネルに行きました。
すると突然先輩の一人が『車停めて吹かせ！』っと言うんです。
そこは車をトンネル内に停めて、空フカシすると出るって言われてたらしく
しかしさすがは免許取立ての若葉マークドライバー。
俺は吹かすって意味が当時全然わからずに停まってオロオロしてました。
そしたら車で後ろを走ってた先輩が降りてきて
『メッチャ吹かしてたな、トンネルん中やっけんギャン響いたばい』
と言われました。
俺の車に乗ってた先輩たちからも同じような事を言われました。
しかし俺は先ほど申したように『吹かす』って意味すら知らないわけですから
もちろん吹かすような行動すら実際は全くやってません。
それを先輩に言ったら、みんなゾーッとなって一目散に車に乗り込み
その場を去りました。

更に南関トンネルの話です。

俺が２０歳になったばかりくらいの頃、俺の車で友人たちと夕方くらいにブラブラしてて
そのトンネルに差し掛かりました。
そのまま南関トンネルに入ると助手席に乗ってた友人が
『うぷっ』と吐きそうになりました。
気分でも悪いのか聞いても、顔を真っ青にして何も応えません。
心配になった俺はトンネルを抜けてすぐのカーブを曲がったところで車を停めて
二人で外の空気を吸いました。
『大丈夫か？』っと聞いたところ、友人は
『さっき俺たちの前に車が走りよったやん。その車の屋根にアグラをかいた男が乗っとった・・・』
と、気分悪そうに言いました。
その後、車を降りて数十秒経った頃でしょうか、友人が後ろの道を見て
『早く乗れ、とにかくこの場を離れよう』っと言うんで
俺はわけもわからずに車を発信させました。
すると友人は『さっき俺たちの後ろから霊が追いかけて来よった』
とボソッと教えてくれました。