鹿角市
十和田大湯
赤い光
文才ないけど頑張って書き込みます…6年前だったかな…
8月だったと思うけど、その日同僚と2人で秋田市で仕事をし、八戸に戻って来る途中の出来事…
秋田市→鹿角市→十和田湖→新郷村→五戸町→八戸市ってなルートで帰って来たんだが、
秋田市出発が21時頃で十和田湖に出たのがちょうど0時頃、対向車もなく不気味な中車を走らせていた。
休屋を過ぎたあたりに助手席に乗っていた同僚が
「そういえば昨日、TVの怪奇特番でこの先の左カーブ先の坂道で落武者の霊が出たって話ありましたよ」という話をしだし
「時期も時期だからそんな話盛り上がるね~」とオレも話ながらも少しビビりが入りカーブ手前でラジオをつけ、その落武者出没地帯に突入した。
街灯も当然なく左手には月明かりにほんのり照らされてる十和田湖の水面が見え、右手は道路に被さってくるような木々が生い茂ってる森。
あまりの不気味さになんとなく同僚との会話も途切れ、ラジオの音声に集中していた
ラジオからはSMAPの中居の声がザーザーという雑音の中から微かに聞こえていたが、次第にザーザーという雑音が野太い坊さんのような声に聞こえたというか変わった…
よく聞くとお経のように聞こえる!オレは怖くなり即ラジオをとめ今聞いた音というか声について同僚に話したが、聞こえたのはオレだけだったらしく気にしすぎと笑われてしまった。
ただ、同僚もなんとなく気持ち悪い雰囲気は感じてたらしく、あまり会話もないまま十和田湖から新郷村へ抜ける山道へ車を走らせた。
山道をしばらく走っていると前方に大きな左カーブがあるとこのカーブミラーに対向車らしきライトが見えた。
ただミラーに見える車の屋根の上に赤い光みたいなものがぼんやり見え、パトカーか?と思いながら、でもなんか気味悪い気持ちになりながらカーブに進入した。
そしてカーブを曲がった瞬間、オレと同僚は目を疑った。
対向車がいない!
カーブを少し過ぎたところで車を停め、ミラーを確認した。
見ると同じ車らしき物?が写っている。自分らの車が写ってるわけではないのは角度からみても明らかである。
その車らしき物が写ってる角度を考えると、ミラーの正面にヘッドライトがミラーを向いてる状態でしかありえない写り方をしていた。
でもそれはありえないのである!
カーブミラーの正面には当然車はいないし、右手にカーブミラーがあるその道路の反対側はガードレールがあり、その先は90°近い崖になっているから…
よくよく思い出してみると車の上の赤いのって、人の頭だったような…
その後八戸まで同僚と大声で歌を歌いながら帰りました。
あの道路のあたりって何台か崖から車落ちてるんですよね…後で知ったんですが。
お前アレ見たのかよ・・・
どうやら俺が見た去年見たモノは見間違いじゃなかったんだな・・・