南アルプス市の怖い話

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南アルプス市みなみあるぷすし

南アルプス市とは

市名の由来は南アルプスの麓に位置することから。略称は「南ア市」。
日本でも希少なカタカナ表記の市で、2002年に一般公募で命名された。古くは甲斐源氏の勢力基盤とされ、江戸時代には宿場町として栄えた。甲府盆地の西部にあるため、扇状地を活用した果樹栽培などが盛ん。

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町域不明

仙丈ヶ岳

26 あなたのうしろに名無しさんが・・・

今から6年ほど前ですが、南アルプスの仙丈ヶ岳に二人のパーティーで登った時のことです。
季節は秋、10月の下旬頃だったと思います。
車で登山口まで行きましたが、登り始める頃には雨がポツポツ降ってきてしまいました。
しょうがなく雨具を着て登り始めましたが、当然山の上部は雲に隠れて見えません。
登り初めて3時間程でしょうか、沢沿いの岩に白いものが乗っていました。
雪です。2000mを越え馬の背ヒュッテに着く頃にはうっすら雪化粧となっていました。
ヒュッテが開いていればここに留まって天気の回復を待とうと思いましたが、
あいにく何処からも入ることは出来ませんでした。
予定通りこの先の藪沢小屋を目指し歩き出しましたが雪はどんどん激しくなって行くばかりです。
やっと到着した小屋は建て直したばかりなのか、かなり新しいものでした。
しかし、中に入ると先客のパーティーが居て泊まれるスペースがありませんでした。
そこで隣にある古い小屋に行ってみました。
中はかなり荒れていて雨漏りはするし、梁は曲がっていて床も抜けていました。
テントを持って来ていたので、抜けている床を避け小屋の中に張りました。
外は益々下り坂と言った感じでまるで吹雪でした。
「こりゃ遭難するかもしれないな」などと冗談ぽく言っていましたが、
内心ヤバイぞという感じはしていました。

27 あなたのうしろに名無しさんが・・・

夜になり吹雪は一向に弱まる気配はありません。
小屋は揺れるし板壁は隙間なんてものじゃなく風が通り抜けていきます。
夕食を済ませ、寝袋に入ったらすぐ寝付いてしまいました。
どのくらい時間が経ったか分かりませんが、ふと物音に目が覚めました。
何か小屋の中で、がさがさ言っています。
テントから覗いてみると夕食に食べ残したパンをネズミが漁っていました。
「こんな3000m級の山でネズミが居るなんてすごいな」などと思いながらまったく収まらない吹雪の音を何気なく聞いていました。
すると雪の中、人の歩く音が聞こえました。どうやら小屋の周りを回るように歩いている様です。
「まさかこんな夜中に到着するパーティーがいる訳ないな」と思っていると、
壁の隙間から光が射し込んできます。しかも射し込む角度が変わり回っているのが分かりました。
きっと隣の小屋の人が小便でもしているんだろう。光はヘッドランプのものだろうと考えてる間に朝になっていました。
雪はすっかり止んで快晴でしたが気温は低く夕食の食器が凍り付いていました。

28 あなたのうしろに名無しさんが・・・

テントの中で朝食をとっているとき相方が「おまえ夕べ見たか」と聞いてきました。
「何を?」と言うと「夜中に光るものが小屋の周りを回っていただろ」と言いました。
「あれは隣の人が小便でもしていたんじゃないの」と冷静な見方を伝えると、
「俺もそう思って朝一で起きて見てみたら、両方の小屋の出入り口には足跡が残っているけど、
この小屋の回りには足跡はなかったぞ」。

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